岐阜県知事選を翌月に控えた2020年12月に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の県代表と古田肇知事が面会していたことを巡り、自民党県連副会長の玉田和浩県議(78)=岐阜市選挙区=が面会を仲介していたことが2日、分かった。玉田県議は取材に「道案内して知事と一緒の席で(県代表に)紹介した。選挙で知事を応援してやってくれ、と頼んだ」と述べた。古田知事は同家庭連合からの選挙支援について否定している。

 21年1月の知事選は55年ぶりの保守分裂選挙となり、激戦の中、玉田県議は古田陣営の選挙対策本部の事務長を務めるなど支持集めに奔走した。取材に対し、同家庭連合が霊感商法などで批判を浴びていたことについて「全然知らなかった」と繰り返し、「事務所には十字架もなく、宗教団体だとは分からなかった」とも主張した。

 古田知事は7月27日の会見で同家庭連合の県代表と「知人の紹介であいさつした」と明かしたが、知事選に関しては「それ以降は会っておらず、特に何か(支援を得た)ということは認識していない」と述べた。

 一方、玉田県議は、今年5月に同家庭連合の関連団体が共催し岐阜市内で開いたシンポジウム「安保岐阜県大会」で実行委員長を務めたことも明らかにした。「支援者から頼まれた。実行委員長をしたのはおととし(の大会)と今年の2回だけ」とした上で「家庭崩壊とか安全保障とか、そういう問題を取り上げる団体はなかなかなくて、素晴らしいことだと趣旨に賛同して引き受けた。旧統一教会とのつながりは知らなかった」と述べた。

 また、自身の19年の県議選での支援について否定した。同家庭連合との関係は「数年前に支援者から紹介された」と説明したが、16年に玉田県議の後援会が発行した活動報告によると、16年10月に同家庭連合岐阜家庭教会(岐阜市)で県政報告会を開いた。