地域の銘菓として親しまれる「起き上り最中」

 菓子メーカーの鈴木栄光堂(大垣市俵町)は、今年2月に事業を停止した和菓子製造販売の起き上り本舗(岐阜市柳ケ瀬通)から、地元銘菓として親しまれる「起き上り最中(もなか)」の商標権と製造設備を譲り受けた。10月から製造販売を開始し、首都圏のスーパーなどにも販路を広げる。鈴木伝最高経営責任者=CEO=は「昔から食べられている銘菓が地域に残っていくことが理想。これからも価値あるおいしいお菓子を残していきたい」と話している。

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 起き上り本舗は1946年創業、63年設立。柳ケ瀬商店街の本店やショッピングセンター、駅の売店などで和菓子を販売して親しまれてきた。しかし近年は業績が低迷して赤字が続き、2月から事業を停止して法的整理の手続きを進めていた。

 鈴木栄光堂は現在、新たなパッケージ作りや商品の改良に加え、老朽化した製造設備の改修を進めている。鈴木CEOは「コロナ禍で和菓子業界は苦しい状況が続いているが、再生できると判断した」と話す。

 同社は今月8日付で、栗きんとんなど和菓子製造販売の松月堂(中津川市太田町、吉村和子社長)の経営権を取得するなど、M&A(企業の合併・買収)戦略を進めている。