岐阜県と岐阜市は18日、県内全42市町村などで新たに計4490人の新型コロナウイルス感染と、3人の死亡を確認した、と発表した。感染者数は過去3番目の多さで、累計20万7030人となった。死者の発表は20日連続となり過去最長を更新。県内の死者は計420人となった。同日夜に専門家会議を開き、会議の後、古田肇知事は「(感染拡大は)峠に来ているかも知れないが、位置がとてつもなく高い所にある。楽観は許されないというのが(専門家)全員の共通認識」と話し、21日までとしていた「県BA・5対策強化宣言」を延長する考えを示した。

 19日に開く対策本部員会議に諮る。延長幅は「これから議論したい」とした。感染急増によって、23の医療機関が入退院を制限、8つの医院が救急搬送を制限していることを明かし、「引き続き医療の逼迫(ひっぱく)状況は大変深刻」と強調した。強化宣言は東海3県で足並みをそろえて出しており、愛知県はすでに今月31日まで延長する方針を打ち出しているほか、三重県も延長する方向で調整している。

 18日に死亡が確認されたのは、岐阜市と中津川市の90代女性、岐阜市の80代女性。うち80代女性は陽性が判明して自宅療養していたが容体が悪化、死亡が確認された。ワクチンは4回接種していたが基礎疾患があったという。重症者は増減が各1人で計3人のまま。

 コロナ患者向け病床は17日に岐阜地域で1床増えて県内で計899床となり、同日時点の病床使用率は51・6%。宿泊療養施設の入所者は1076人。また、自宅療養者は2万2660人と、3日ぶりに過去最多を更新した。直近1週間の新規感染者数の平均は3206・14人、人口10万人当たりでは1134・21人。

 新たに公表したクラスター(感染者集団)は13件で、内訳は高齢者福祉施設9件、障害者福祉施設3件、医療機関1件。うち土岐市の高齢者福祉施設では計25人の感染が分かった。拡大は計33件あり、岐阜市の医療機関ではさらに18人増え計75人になっている。