5月に発売する抗ウイルス仕様のカートグリップの見本=羽島郡笠松町円城寺、スーパーメイト

 ショッピングカートや買い物かごなどの開発、販売を手掛けるスーパーメイト(岐阜県羽島郡笠松町円城寺、山下定良代表取締役)はウィズコロナ、ポストコロナを見据えた商品開発を強化している。抗菌仕様のカート、買い物かごを昨秋に発売したのを皮切りに、今年1月に光触媒を用いた抗菌・抗ウイルスコーティング事業に参入。来月中に抗ウイルスの新商品を発売するなど高付加価値製品、サービスの充実を進めている。

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 新型コロナウイルスの流行による衛生意識の高まりを受けて、スーパー各社が不特定多数が使う店内備品を抗菌、抗ウイルス仕様にする動きが活発になっている。スーパーメイトはこうしたニーズに応える商品開発を進めて新規顧客を取り込みながら受注増、シェア拡大につなげる。

 昨年秋に抗菌剤を練り込んだ樹脂で作ったカートのグリップと買い物かごを発売。樹脂表面をコーティングするのではなく、樹脂全体に抗菌剤が混ざっているため、表面がすり減ったり欠けたりしても効果が持続する。発売後にカートと買い物かごの注文が、コロナ対策の関心が高い首都圏で3割程度、関西圏で4割以上が抗菌仕様の商品に切り替わっている。来月には抗ウイルス剤を樹脂に練り込んだ商品を発売。カートグリップと買い物かごの抗ウイルス加工について日本で初めて抗菌製品技術協議会のSIAA認証を取得した。

 1月に始めたコーティング事業は、化粧品開発などを手掛けるサルーテ・ラボ(大阪市)と共同で展開。持続期間は1年以上といい、既存の店舗備品を入れ替えることなく衛生対策ができるサービスとして提案する。

 抗菌、抗ウイルス商品は、当面の間は高付加価値製品としてスーパー側の要望に応じて販売を続け、将来的に標準仕様にしていくことを検討中。山田誠セールスプロモーション室長は「顧客のニーズに応えられるように準備を整えてきた。抗菌、抗ウイルスがこれからの新常識になっていくだろう」と話す。