バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の岐阜スゥープスは9月末のシーズン開幕に向け、選手12人と契約し、チームづくりを進めている。選手兼統括責任者の田中昌寛はプレーオフ(PO)進出を目標に掲げ「原点のディフェンスからの速攻に立ち返りたい。外国籍選手を含めてハードワークできる選手がそろった」と手応えを語る。

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 昨季は19勝29敗の勝率3割9分6厘で、15チーム中10位。高さのあるインサイド陣が強みだったが、身長213センチでリバウンド王に輝いたジェイス・ジョンソンが今オフに退団。2年在籍したアレックス・フロレスカは現役を引退した。

 ジョンソンに代わるセンターが、マタス・ユツィカス。身長は205センチだが、ウイングスパン(両腕を広げた長さ)は2メートル20だという。ジョンソンの2メートル22と大差がなく、田中は「リバウンドを期待して獲得した」と明かした。ただ、それ以上に評価するのが機動力。母国のリトアニアでキャリアを重ねており「強度が高くて全員がハードワークするリーグでもまれてきた」と視線を注いできた。

 米国出身のノア・ダールメンはパワーフォワード。33歳のベテランで、田中は「非常にクレバー」と表現し、豊富な経験をチームに還元してもらうことを期待する。「全く(個人の)能力でやらない。チームが機能するために、うまく周りを生かしてくれる」と寄せる信頼は厚い。

 この他、B1、2でプレー経験のある190センチの大型ポイントガード、ハンター・コートと、留学実績選手としてセネガル出身のサンブ・アンドレが加わった。いずれも昨季はB3岡山でプレーした。

 新加入の4選手と、昨季からの継続8選手でチームを編成し、追い求めるのは激しい守備からの速攻だ。昨季はハーフコートで攻撃を組み立てるスタイルだったが、攻撃回数の低さに課題を残した。平均が15チーム中14位だったといい、田中は「得点を伸ばすには、単純に攻撃の回数を増やすことも大事。展開のペースを上げてもいいのでは」と話す。

 Bリーグ参入5季目。今季のB3は16クラブで争い、上位8チームによるPOが導入され、B2ライセンスを持つ上位2チームが自動昇格する。田中は「PO進出を目標にしたい。このメンバーなら達成できる期待がある」と自信をのぞかせる。