新築された県自動車運転免許試験岐阜試験場=岐阜市三田洞東
処分者講習で使われるドライブシミュレーター室=岐阜市三田洞東

 岐阜市三田洞東の県自動車運転免許試験岐阜試験場の庁舎新築工事が完了した。新庁舎はバリアフリー化をはじめ、授乳室や外国免許審査室、高齢者個別指導室が新たに設けられるなど利用者目線で利便性の向上が図られた。6日の運用開始を前に、地元住民らへの内覧会が開かれた。

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 岐阜試験場では新規で免許取得を希望する人の学科試験のほか、停止・取消処分者の講習、外国免許からの切り替え手続きなどが行われており、年間約3万人が利用する。2016年から使われてきた旧庁舎はもともと県警運転免許課が使っていた建物を転用したこともあり手狭で、完成から40年が経過して老朽化も進んでいたことから、新庁舎を隣接地に建築した。

 新庁舎は鉄筋コンクリート造り4階建て、延べ約2950平方メートルで、旧庁舎の約1・7倍に広がった。技能試験で使う自動車やバイク約30台が格納できる鉄骨平屋約570平方メートルの「第1車庫棟」も併せて建設し事業費は約12億2千万円。

 新庁舎では車いすのまま利用できるエレベーターや多目的トイレなどバリアフリー化が図られたほか、女性や子育て世代の利用を意識して授乳室や救護室、女子トイレ内のパウダールームなどを配備した。外国人が対象の審査室・試験室、高齢者のための講習室・個別指導室も新たに設けた。待合ホールや学科試験室には大型モニターが導入されており、試験結果や試験時間などの情報が素早く表示できるようになっている。

 内覧会には公安委員や地元自治会関係者ら約40人が参加。新庁舎内を見て回り、学科試験室の席に座ったり、ドライブシミュレーターを体験したりして利用しやすさを確認していた。

 同試験場では23年度にかけてさらに技能試験コースの延伸や第2車庫棟建築などの整備を続けていく。