「この先は進路変更禁止区間」と注意喚起する新たな路面表示が、岐阜市薮田南の県庁前交差点南側の道路にペイントされ、全国に先駆けて本格運用されている。禁止区間に入ってから走行車線を変える違反を防ぐことなどが目的。黄色で特徴的な矢羽根型をしており、県警交通規制課は「目新しさもあってか、路面表示に差し掛かった車両の速度が以前より落ちるなど効果が出ている」として、都市部を中心に設置箇所を増やしていく考え。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」同交差点は、進路変更可能な白色の破線で区切られた4車線から、右折と左折専用の各2車線と直進専用の1車線の計5車線へと変わり、進路変更禁止区間となる。矢羽根型の表示は禁止区間の約30メートル手前から白色破線の間に施された。矢羽根型がある区間は進路変更できるが、禁止区間に入る前に注意を促す。
この道路では、直進しようとした車のドライバーが右折専用車線にいることに気付き、禁止区間に入ってから急に車線を変えたり、右折専用車線から強引に直進したりと、重大事故につながりかねない危険な違反が相次いでいた。
県警交通規制課の木島康雄巡査部長は、同様の交差点が都市部に多くあり、仕事や旅行で訪れるなど普段走り慣れてないドライバーの違反が多いことに着目。事前に注意喚起できる効果的な標識・表示を検討していたところ、警察庁が1月中旬~3月中旬に都内2カ所の交差点で、矢羽根型の路面表示を試行的に設置することを知った。同庁に問い合わせたところ、禁止区間での車線変更が約9割減るなど大きな効果を上げていることが分かり、警察庁が全国に設置指針を通達する約1カ月前の3月末の施工にこぎ着けた。
試行設置されていた都内の2カ所ではすでに路面表示が消されており、現在は「全国でここだけ」(同課)という矢羽根型の路面表示。木島巡査部長は「進路変更禁止区間での車線変更は事故だけでなく、もめ事やあおり運転の原因にもなり得る。新たな路面表示が少しでも交通安全に役立てば」と期待を込めた。










