一番茶の季節が到来した。美濃白川茶の産地、岐阜県東白川村で15日、品評会に出品する茶葉の茶摘みが行われ、総勢約80人が約8時間かけて手摘みした。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」同村は国内の主要茶生産地で北限にあり、収穫も最も遅い。飛騨川の上流部に開かれた険しい地形や昼夜の寒暖差で立ち込める朝霧によって良質な茶葉を育み、近年は煎茶を年間約20トン生産する。
茶農家安江透守さん(59)が栽培する標高約500メートルの茶園のうち、自然仕立てのヤブキタの茶畑約15アールで実施した。茶農家を中心に老若男女が集まり、新芽の芯と葉2枚の「一芯二葉」を丁寧に手摘みした。
新芽は萌黄(もえぎ)色に輝き、摘み取られると、小まめに日陰へ運ばれ布を被せて休ませた。摘み取られた新芽の山からは、爽やかな香りが漂う。摘み取った新芽は鮮度を維持するため、村茶業振興会の製茶工場へと即運ばれ、「蒸す」「揉(も)む」「乾燥」の工程を経て、深夜から未明にかけて荒茶(あらちゃ)の状態まで加工。この荒茶を茶商が買い取り、仕上げ加工として火入れされたものが製品として市販される。
この日収穫された茶葉は78キロ。荒茶に加工されたものが、6月16日に揖斐川町のJA全農岐阜美濃茶流通センターで行われる県茶品評会(県園芸特産振興会など主催)で、「普通せん茶」部門に出品される。安江さんは「丁寧な摘み方で手間をかけた特別な茶葉だが、これが美濃白川茶の原点」と、品評会での上位入賞を期待する。










