代表銘柄「母情」で知られる岐阜県郡上市大和町徳永の平野醸造(平野雄三社長)で25日、10年ぶりに純米大吟醸が復活した。発売に合わせ、母情ファンの地元有志が先月卒寿を迎えた同社の名物おかみの記念ラベルを制作。甘口の新酒を包み、地域一丸となって老舗酒蔵の盛り上げを図る。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」近年の純米系のはやりをくみ、杜氏(とうじ)4年目の日置義浩さん(60)が「一度は造ってみたかった」と、就任以来初の純米大吟醸に挑んだ。普段販売している大吟醸とは異なり、「辛さを抑えた」と評する風味は、女性も飲みやすいフルーティーな甘口に仕上げた。
「お母さんラベル」と銘打ったラベルは、地元の若手経営者ら7人が実行委員会を立ち上げ、2月から構想を練ってきた。「母情の顔」「平野の母」などと親しまれているおかみ平野孝子さん(90)の卒寿祝いを計画中、純米大吟醸の復活と連携できればと企画した。
孝子さん自ら「私のトレードマーク」と示すのは、頭にかぶったベレー帽。普段から買い物に出掛ける際も欠かさず着用し、市内のイラストレーターが手掛けたラベルの孝子さんの似顔絵にも採用した。
24日に実行委のメンバーらが同社に集い、完成した製品を披露した。代表の嶋崎広さん(42)は「母情といえば孝子さんを思い浮かべる人が多く、第一線で働いていた頃はいつも元気づけてくれた」と話した。孝子さんは「非常にありがたく、これを機に母情が一層広まれば」と願った。
ラベルの制作費は購入者から協賛を募り、返礼品として孝子さん直筆の手紙を贈る。協賛ありの手紙付きは50本限定で、1800ミリリットル入り税込み1万円。協賛なしに手紙は付かず、1800ミリリットル入り同8千円、720ミリリットル入り同4千円。同社などで販売している。問い合わせは平野醸造、電話0575(88)2006。










