県内の養豚場で一斉消毒が始まり、消石灰を散布する関係者(県提供)

 全国の養豚場で豚熱(ぶたねつ)(CSF)の発生が続いていることを受けて、岐阜県は1日、県内の31農場で一斉消毒を始めた。9月30日までの期間、家畜保健衛生所の指導のもと、各農場で消石灰を散布する。

 豚熱は2018年9月に岐阜市で発生し、全国に拡大した。豚へのワクチン接種が始まった19年10月以降、県内の養豚場では感染が確認されていないが、群馬県や神奈川県などのワクチン接種済みの農場で発生が相次いでいる。また、本巣市などで野生イノシシの感染が確認されている。

 一斉消毒は、こうした状況を踏まえ、家畜伝染病予防法に基づいて実施。県が消石灰を用意し、各農場で飼育舎や農場の周辺に散布する。県の担当者は「県内の養豚場で豚熱が発生してから3年がたつ。飼養衛生管理の徹底を含め、改めて気を引き締めたい」と話した。