手をかざすと映像が流れる非接触型のセンサー=関市南春日町、関鍛冶伝承館
四つのボタンをセンサー式に切り替えたモニター。映像も新たに制作し、英語バージョンを加えた=同

 岐阜県関市は、同市南春日町の関鍛冶伝承館の映像機器を7月末に一新した。日本刀の制作工程の映像は、現在の刀匠や鞘(さや)師らの協力で新たに制作。新型コロナウイルス感染対策で、映像が流れる押しボタンは非接触型のセンサー式に変更した。新型コロナ収束後に回復が見込まれるインバウンド(訪日外国人客)需要を見据え、映像には英語表記を加えた。

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 映像の更新は、施設をリニューアルした2002年以来、19年ぶり。現役の刀匠7人と白銀師、柄(つか)巻師、鞘師、研師各1人の協力を得て、5月に実際の作業の様子を映像に収めた。新型コロナ前は海外からの来館者も多かったため、英語のテロップが流れる英語バージョンも選択できるようにした。

 全ての映像モニターは手をかざすとセンサーで反応する非接触型に変更。うち2カ所のモニターは四つのボタンの前にそれぞれ手をかざすと画面が切り替わる。

 担当者は「日本刀の制作工程をここまで詳しく紹介している映像はほとんどなく、資料映像としては貴重」と話している。

 国の緊急事態宣言を受け、同館は12日まで休館中。13日以降は市が感染状況を踏まえて再開するかどうか検討する。