東京パラリンピックを振り返る諸石光照選手(写真左から2人目)、石田駆選手(同3人目)、藤原由衣選手(右端)=県庁

 東京パラリンピックの車いすテニス混合上下肢障害ダブルスで銅メダルに輝いた諸石光照選手(54)=(EY Japan、岐阜西工高=現岐阜総合高=出)=と、同大会で入賞した県出身の2選手が16日、県庁で古田肇知事と面談した。諸石選手は「自国開催で絶対にメダルを取りたいという思いで、それがかなってホッとしている」と悲願を果たした喜びを語った。

 訪れたのは諸石選手のほか、陸上男子100メートル(上肢障害T47)の予選、決勝で立て続けに日本記録を更新して5位入賞を果たした石田駆選手(22)=愛院大、岐阜聖徳高出=、柔道女子52キロ級で5位に入った藤原由衣選手(28)=モルガン・スタンレー・グループ、関商工高出=。3選手はいずれも各務原市在住。

 悪天候で中断などがあり、深夜2時を越えて3位決定戦を制した諸石選手は「初めてあんなに遅い時間まで試合をした」と振り返り、中断中は「ずっとスイッチオンのままでは耐えきれないので、岐阜に帰ったら何を食べようかと考えていた」と明かした。今後は「(2024年の)パリ大会に照準を合わせて、できれば今回以上のメダルが欲しい」とさらなる活躍を誓った。

 石田、藤原両選手もそれぞれ大会を振り返り、パリ大会などを目指し、今後も競技を続ける意向を示した。石田選手は「課題点を修正していきたい」、藤原選手は「悔しい思いをしたので、また精進していきたい」などと語った。

 県は3選手に、スポーツや芸術など各分野で活躍した人をたたえる「清流の国ぎふ栄誉賞」を贈り、各務原市も同日、諸石選手に市民栄誉大賞、石田、藤原両選手に市民栄誉賞を贈った。