岐阜城の未来について官民で語り合ったトークイベント=岐阜市役所

 岐阜市の国史跡・岐阜城跡の未来を官民で語り合うイベントが26日、市役所を主会場にオンラインで開かれた。柴橋正直市長と、市文化財保護課の職員、城と歴史を愛好する同市の市民団体「岐阜お城研究会」の柴田正義代表が、史跡としての価値や今後の展望について意見を交わし、市民ら約200人が耳を傾けた。

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 岐阜城跡は1984年から市が発掘調査を行っており、2011年には、山麓の居館跡や自然地形も含めて金華山全体が国史跡に指定された。市は、整備基本計画策定に向けて10月1日からパブリックコメントを受け付ける。イベントは計画について市側の考えを広く知ってもらおうと同研究会が主催し、動画投稿サイト「ユーチューブ」などで生配信した。

 柴橋市長は「岐阜城は市民にとっての宝であり、誇りの象徴。今までは山頂の天守だけが岐阜城と過小評価されていたが、山麓、山頂なども含む巨大な城であることを広めたい」と語り、「史跡の保存と活用を両立させることが大事だ」と強調した。

 発掘調査に長年携わる市文化財保護課の内堀信雄主幹は最新の調査結果を説明し、「金華山全体がとんでもない迎賓館だったと言える。日本の城郭史に与える影響は大きい」として、調査研究の継続を強く訴えた。髙橋方紀課長は「100年後、200年後の岐阜城の姿を提示したい。城らしい景観を大事にして整備を進めたい」と語った。

 柴田代表は今後の整備の参考にしてほしいと、全国の城郭の整備例を紹介。「岐阜城の多面的な魅力を顕在化してほしい」と期待を寄せた。

 柴橋市長はパブリックコメントについて「積極的な意見を募集している。一緒に岐阜城の未来をつくっていきましょう」と呼び掛けた。