東海地区大学野球岐阜リーグの中部学院大が、原克隆監督(52)を解任したことが29日、分かった。大学によると、部内で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が3回発生したことが理由の一つだという。原氏は「大学の判断なので仕方ない」としている。解任は28日付。

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 10月2日開幕の秋季岐阜リーグは大西淳史コーチ(53)が監督代行を務める。原氏は大学の事務職員に専念し、指導の一線から離れるという。

 同大硬式野球部の部員は女子マネジャーを含め118人で、うち寮生は99人。感染対策はしていたが、昨年7月以降、クラスターが3回発生し、そのたびに岐阜リーグへの出場を辞退したり、練習を自粛したりしてきた。今月は3回目のクラスターが発生していた。

 秋季岐阜リーグの開幕を目前とする中での解任となるが、原氏は取材に「今まで培ってきたものを出して優勝してほしい」と話した。

 原氏は、社会人野球の昭和コンクリート監督を経て、2004年から中部学院大の監督。4年目の07年には春季岐阜リーグを初めて制した。就任以降、岐阜リーグの優勝回数は春秋合わせて17回で、東海地区選手権は9回、東海・愛知・北陸の3連盟王座決定戦は3回制覇。リーグ屈指の強豪校に押し上げた。

 また、プロ野球の広島にドラフト1位で入団した野間峻祥や、ドラフト3位で入団した床田寛樹らプロ野球選手を4人輩出するなど、優れた育成手腕を発揮した。