バタフライピーの花の色素を利用して開発されたアジサイ色のマカロン=美濃加茂市役所
バタフライピー研究で全国大会に出場する加茂農林高校の生徒ら。伊藤誠一市長に意気込みを伝えた=同

 青紫の花のハーブ「バタフライピー」の天然色素を使った洋菓子開発に取り組む加茂農林高校(岐阜県美濃加茂市)の生徒らが、27日に兵庫県で開幕する第72回日本学校農業クラブ全国大会に出場する。生徒7人が同市役所を訪れ、伊藤誠一市長に発表内容を披露し、意気込みを語った。

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 バタフライピーはタイ原産のマメ科植物。青紫の花にポリフェノールの一種アントシアニンが含まれ、酸性の成分を加えると紫に変色する特性がある。

 この色が、市の色「ラインブルー(コバルトブルー)」や、市の花のアジサイの色を連想させることから、同校では2019年からバタフライピーの天然色素を使った特産品開発に取り組んでいる。

 全国大会に出場するのは、食品科学科3年の7人。「美濃加茂市の新たな手土産を~アジサイマカロンの開発」をテーマにした研究では、年中販売でき、色彩を生かせるスイーツとして洋菓子マカロンを選んだ経緯や、アントシアニン量を多く含む乾燥条件を「60度で24時間」と突き止めたことのほか、赤いハーブで同市特産のローゼルも取り入れて赤みを鮮明にする試みなど、天然色素の色を引き出すさまざまな工夫を発表する。

 8月に三重県で開催された同クラブの東海ブロック大会では最優秀賞に選ばれ、同校としては3度目の全国大会出場を決めた。

 生徒が考案したレシピを基に、市内の洋菓子店がアジサイマカロンを試行販売する動きも出てきた。アジサイマカロンの実物を見た伊藤市長は「市の第6次総合計画の将来ビジョン『健康』を意識してもらいうれしい。ソーシャルビジネスにもつながる取り組みで、行政としても商品化を支援したい」と激励した。