最高等級「天下人」を過去最高の86万円で落札した丸進青果の関係者(左)と古田肇知事=26日午前、愛知県豊山町、名古屋市中央卸売市場北部市場

 岐阜県産の高級ブランド柿「天下富舞(てんかふぶ)」の今季初競りが26日、愛知県豊山町の名古屋市中央卸売市場北部市場であり、糖度25度以上の最高等級「天下人(てんかびと)」は桐箱に2個入りで過去最高額の86万円(税抜き)で取引され、スーパーマーケットバロー高辻店(名古屋市)の店頭に並んだ。

 天下富舞は、県が開発した柿の新品種「ねおスイート」のうち糖度20度以上の厳選した柿に命名。果汁が多く、柔らかくも歯触りがいいのが特徴で、天下人のほか「大将(たいしょう)」と「武士(もののふ)」の3等級がある。

 出荷は6年目。この日は古田肇知事ら県関係者も見守る中、1個約400グラムの天下人2個を含めた計24個が競りにかけられ、1箱に2~16個入りの130箱が取引された。

 天下人は、青果仲卸業者の丸進青果(豊山町)が86万円で落札。佐々雅次果実部長は「毎年恒例の大イベント。知名度が高まり、100万円台も近づいてきた。皆さんに味わってもらいたい」と話した。

 生産側のJA全農岐阜は11月上旬までに約6千個を出荷する予定で、東海地方の百貨店やスーパーを中心に販売される。県内ではバロー領下店(岐阜市)に特設コーナーがある。