新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける保育士=5日午後2時7分、瑞穂市宮田、巣南保健センター

 岐阜県瑞穂市は5日、市立保育所の保育士らを対象とした新型コロナウイルスのワクチン接種を、高齢者集団接種会場の同市宮田の巣南保健センターで始めた。集団接種の予約枠に空きが発生した分のワクチンを充て、保育施設での感染拡大を防止する。接種は6日まで。

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 県によると、集団接種での余剰分を保育士らに接種するのは県内でも珍しいという。市では65歳以上の高齢者約1万2500人が接種対象で、3日までに集団接種の1回目の予約が完了した。希望者が少なかったことなどから約280人分の予約枠の空きが判明。同時に進んでいる個別接種でもワクチンが充足する見通しが立ち、保育士らへの接種を決めた。

 全国的に保育施設でクラスター(感染者集団)が発生する中、市立保育所は感染対策を講じている。保育士は子どもと接触する機会が多いことから早期に接種して感染リスクをさらに低減し、保護者の不安を和らげる。

 市立保育所の全保育士の約7割に当たる20~60代の約140人が接種し、残りは一般接種で受ける。今回の接種では他に、訪問介護の従事者らも対象となっている。

 この日は、空きの予約枠で85人が接種し、保育士の女性(32)は「子どもたちに感染させてはいけないので、接種で少し安心した」と話した。

 市は2回目の高齢者接種を7月末までに完了する見通しで、7月中に一般接種を始める予定。