天日で干される色とりどりの岐阜和傘=7日午前9時1分、岐阜市内

 梅雨の晴れ間を縫って、岐阜市の伝統工芸品「岐阜和傘」の天日干しが同市加納地区で行われている。

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 加納藩主の奨励で江戸時代に盛んに作られ、最盛期の昭和20年代には年1千万本以上が出荷された全国一の和傘産地。

 和傘製造卸業「マルト藤沢商店」(岐阜市八島町)は、前日に油を引いた雨傘21本を会社近くの干し場に運び、地面の穴に柄を差し込んで並べる昔ながらの方法で天日にさらした。向きを変えながら、2日かけてゆっくり乾燥させる。

 「雨が降らないと傘は売れないけれど、作るには晴れないといけない。梅雨は泣かせもの」と同店の藤澤麗子社長(47)。コロナ禍でインバウンド(訪日外国人客)向けの大口受注が減った一方、ステイホームの影響か個人によるインターネット注文は順調だという。