緊急対策工事が始まった現場。奥が傾いた橋脚=9日午前、各務原市の木曽川

 岐阜県各務原市の木曽川に架かる県道松原芋島線・川島大橋の橋脚が傾き、5月28日から通行止めが続いている問題で、県は9日、川の流れを変えて、傾いた橋脚一帯を埋めて倒壊を防ぐ緊急対策工事を始めた。

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 県によると、傾いているのは4本ある橋脚のうち右岸側の1本。工事では、左岸側の河川敷を幅約40メートル、長さ約1・25キロに渡って掘削して新たな川の流れをつくり、傾いた橋脚の上流約800メートルを埋め立てる。

 新たな川の流れをつくるには河川敷を最低でも5メートルは掘る必要があり、この日は6台の重機で採掘作業を行った。県岐阜土木事務所の高見浩一郎副所長は「一日でも早く復旧できるように努めたい」と話した。

 川島大橋一帯では、5月の大雨による大規模出水で橋脚周辺の川底がえぐられる「洗掘(せんくつ)」が発生。右岸側の橋脚は上流方向に33センチずれ、20センチ沈下して0・86度傾いた。この橋脚の一部では、川底との間に50センチ以上の隙間がある場所もあるという。

 工期は約1カ月で、県は工事を進めながら橋脚を調査して、復旧方法を検討する。