岐阜県美濃加茂市の浄水設備導入を巡り元業者から現金を受け取ったとして、事前収賄などの罪で有罪が確定した藤井浩人市長(38)が申し立てた再審請求について、名古屋高裁は1日、請求を棄却する決定を出した。藤井氏側は同日「決定を取り消し、再審開始を求める」として、高裁に異議を申し立てた。
スマホ見せてグルメ・買い物お得に 岐阜新聞デジタルクーポン藤井氏側は、公判で「業者から『藤井氏に30万円渡した』と聞いた」と証言した検察側証人の男性が、判決確定後「取り調べで検察官の話に合わせただけ」と明かした内容などを新証拠として提出。「贈賄供述者の証言が虚偽であるのは明白」と主張していた。
しかし、田邊三保子裁判長は決定理由で、男性は今回の審理で検察側から意見書で反論され、合理的な理由もなく証言内容を後退させたと指摘。「にわかに信用できない。無罪を言い渡すべき明らかな証拠に当たらない」と退けた。
異議審は高裁の別の部が審理を担う見通し。名古屋高検の山田利行次席検事は「適正、妥当な決定と考えている」とコメントした。
藤井氏は2013年、当時の現職市長最年少の28歳で初当選。14年、事前収賄などの疑いで逮捕、起訴された。
一審名古屋地裁で無罪となったが、16年の二審名古屋高裁では逆転有罪。最高裁の上告棄却を受け、17年12月に市長を辞職したが、22年1月の市長選で当時の現職を破り復帰を果たした。21年11月に再審請求していた。







