幼い子どもの外出時によく使われる抱っこひも。黒やグレーなどシンプルな製品が多い中、岐阜県本巣郡北方町の松村梨香子さん(36)が花柄やレース付きなど華やかな抱っこひもをデザインし、オンラインストアで販売、若者世代の人気を集めている。
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愛知県北名古屋市出身の松村さんは空港のグランドスタッフを勤め、結婚を機に北方町に移住。2019年6月に長男を出産した。息子を育てる中で必要となった抱っこひもだったが、商品はどれもシンプルなものばかり。元々洋服が好きだった松村さんは、せっかく着飾った洋服が抱っこひもによって隠れてしまうことに違和感を覚えた。
抱っこひもにレースなどの装飾を付けられないか、岐阜市で仕立屋を営む井藤麻紀さんに相談。井藤さんの手によって抱っこひもは大きく変身した。「こんなにかわいくできるのか」。感銘を受けた松村さんは、抱っこひもを自らデザインし販売することを決意した。
デザインや起業に関する知識はなかったが、起業セミナーに通ったり知人の協力を得たりしながら、20年6月に抱っこひもブランド「Hey!Babu」を立ち上げた。夫ともにオンラインストアを作成し、オンライン限定で販売をスタートさせた。
抱っこひもは、光沢感と張りのある生地を使って高級感を出し、洗濯機で丸洗いができるものに。花柄やハート柄など華やかなデザインから、シンプルなワンカラーまで幅広く展開している。リボンの大きさはカスタマイズでき、購入者の好みに最大限応えられるものにした。15キロほどまで耐えられる頑丈な作りになっている。
異色の抱っこひもとして交流サイト(SNS)などで注目を集める商品は、20、30代の子育てしている女性から人気を博している。松村さんの元には「お出かけが楽しくなった」「気持ちが前向きになった」との声が届く。友人や親族の出産祝い品として購入する人もいるという。
「ママの我慢がないと子育ては成り立たないのかな」。松村さん自身、産後間もないころ気分が落ち込み、ファッションを楽しむ余裕がない時期が続いた経験がある。子育てを通して、好きなものを貫く大切さを学んだという。「子育て中の楽しみ方は人それぞれ。子育てママの後押しをしていきたい」と意気込む。















