お目見えされた大絵馬を前にする久野悟さん(左)と上月智也宮司=不破郡垂井町宮代、南宮大社

 岐阜県不破郡垂井町宮代の南宮大社で10日、来年のえと「寅(とら)」の大絵馬が奉納された。中国神話で西の空を守る霊獣とされる“白虎”が描かれており、明るい未来へ向かおうという思いが込められている。2月上旬まで高舞殿に展示され、参拝者を出迎える。

 大絵馬の作成は、昨年に引き続き2回目。15の企業や個人が奉賛し、県水彩画会長で画家の久野悟さん(70)=同町垂井=が原画を描いて奉納した。

 絵馬は幅約3・6メートル、高さ2・2メートルで、初日の出を背に、細やかな毛並みの白虎が描かれている。久野さんはトラの目線を上向きに描くことで、眼力の強さやたくましさを表現した。

 神事の後、関係者らが除幕した。上月智也宮司は「南宮大社を中心に西美濃地方や岐阜県を守る素晴らしい絵馬となった」と話し、久野さんは「白虎は生命力の象徴でもある。コロナ禍で疲弊している中、明るい未来を目指して力強くたくましく生きようとの願いを白虎に託した」と語った。