今年3月に来岐したネパール出身のオムカル・アレさん(33)。来日を夢見て日本語を勉強していたところ、知人から、岐阜市福光南町のインド料理店「プルニマ」の経営権を買わないかと誘われた。コロナ禍での挑戦にためらいもあったが「このチャンスを逃したら二度と挑戦できないかもしれない」と渡航を決断。店舗やスタッフなどをそのまま譲り受け、4月に新たな店長となった。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」ネパールでは、日用品店を営み、日本からも商品を仕入れていた。日増しに日本に行きたいという思いが募り、まずは語学を習得しようと、およそ1年で、ひらがなとカタカナをマスターした。
岐阜に来たものの、コロナ禍で経営は苦戦している。スタッフの給与や家賃などを支払うには月90万円の売り上げが必要だが、現在は30万円ほど。貯金を切り崩しながら、なんとかやりくりしている状態だ。難しい日本語が分からないため、新型コロナウイルスの情報も満足に入手できず、支援窓口にたどり着くのにも苦労した。
「プルニマ」は、日本語で満月という意味。自慢は、料理歴20年のコックが熟練の技で焼き上げるもちもちのナン。15種類のスパイスから組み合わせて作るカレーはどれも自信作だが、特製バターソースを絡めてタンドール(窯)の中でじっくりと焼き上げるバターチキンのカレーが、なかでもお薦めという。
「本当は店名も変えたいし、照明や内装も一新したいが、今はとてもできる状態じゃない」とアレさん。それでも、日本語ができるコックやアルバイトと、どうすれば客が来てくれるか、毎日頭をひねっている。「スタッフやネパールにいる家族のためにも、希望を捨てることなく、頑張りたい」
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県内で暮らす外国人は年々増えており、現在約6万人。言葉や文化の違いに戸惑いながらも、コロナ禍を力強く生きる外国人たちの奮闘を追っていく。










