道路の土台となるコンクリート擁壁の打設が完了し、舗装などが行われている現在の国道41号

 岐阜県内を襲った昨年の7月豪雨。下呂市小坂町門坂の国道41号は飛騨川沿いの約500メートルにわたって崩落した。今も片側交互通行が続く、復旧工事の現場を訪ねた。

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 1年前と明らかに違って見えたのは、道路の土台となる擁壁の分厚さ。国土交通省高山国道事務所によると、本復旧工事は昨年10月に始まり、擁壁のコンクリート打設が先月終了した。厚さは従来の倍の4メートルに増し、川底の硬い地盤に届く深さに伸ばしたという。

 現在は路面の舗装や歩道の柵の整備が行われ、山肌が崩れた上流部でも擁壁の設置工事が進む。河原には以前の擁壁のがれきやねじれた太い流木が残され、濁流の猛威を物語っていた。

 梅雨空が続き、いつ昨年のような豪雨が降るか分からない。天候をにらみながらの工事に、同事務所の担当者は「美濃と飛騨を結ぶ重要な道路。一日も早い全面開通を目指している」と力を込める。

◆memo

 国道41号は名古屋市から富山市に至る一般国道。昨年7月8日未明、記録的な大雨の影響で擁壁が壊れ、道路が崩落。沿線を走るJR高山線も不通となった。昨年8月に仮復旧を終え、片側交互通行を開始。完全復旧の時期は、見通しがまだ立っていない。