講習で「ながら運動」を実演するミルクボーイの2人=大阪府大阪市住之江区、ミズノ大阪本社

 新型コロナウイルスの感染拡大で運動量が減る社員が増える中、イビデンは社員の健康維持を目的に、人気芸人ミルクボーイが軽い運動やストレッチ体操を紹介するオンライン講習会を実施した。講習会の様子は、動画投稿サイト「ユーチューブ」で社員と家族限定で来年2月15日まで配信。コロナ下における社員の健康維持に向けた新たな取り組みといえそうだ。

 イビデンは2017年から健康経営を推進しており、経済産業省などが優良な健康経営を実践する大規模法人500社を選ぶ「健康経営優良法人(ホワイト500)」の認定を5年連続で受けている。コロナにより社内の運動会を2年連続で中止するなど活動が制限される中、健康経営を推進するため仕事や日常生活をしながらでもできる「ながら運動」に着目し、オンライン講習を企画した。

 講習は、総合スポーツメーカー「ミズノ」のオンライン健康プログラムを活用して11月に実施。有名な芸人を講師に起用することで、多くの社員に視聴してもらえるようにした。

 スポーツジムでトレーナーをしていたこともあるミルクボーイのボケ担当駒場孝さんが中心となり、講習を進めた。イビデンの拠点や社員の家庭計4カ所と、ミルクボーイのいるミズノ大阪本社(大阪府)をオンラインでつなぎ、約1時間実施。軽妙なトークとともに、「名刺交換で太もも裏を伸ばす」などユニークな16種類のながら運動に取り組んだ。

 1回の講習だけで終わらせず、未視聴者や復習をしたい人が見られるように、講習の様子を期間限定で配信。社内のポータルサイトには社員が作ったながら運動を紹介するイラスト付きの記事を載せ、意識付けもしている。現在は10種の運動を紹介している。

 担当者は「ミルクボーイを起用して講習を行ったことで、社員間の話題づくりにもなった。これを機に日常的にながら運動を取り入れてもらえれば」と話している。