秋季岐阜県高校野球大会第４日は９日、ＫＹＢなど４会場でＡ、Ｂブロックの３回戦８試合を行い、中京、東濃実、帝京大可児、市岐阜商、大垣日大、岐阜第一などシード校がすべてベスト１６に進んだ。
今夏の選手権出場校の大垣日大は岐阜総合中村隼の緩急を生かした投球に苦しんだが、１点を追う四回に３番山内伊織の三塁打を足場に４番権田結輝の中犠飛で同点。五回に１番荒木航の右前打で勝ち越した。継投の中野翔真は制球よく、岐阜総合の追撃を封じ、２―１で逃げ切った。岐阜第一（岐阜５位）は、エースの左腕水野匠登が持ち味を発揮し、決め球のスライダーがさえ、多治見工を１１奪三振１失点の好投。五回に山口暁生の左犠飛で追いつくと、六回には打者１１人の猛攻で一挙７点を奪い、七回コールド８―１で突き放した。
中京（東濃１位）は１―１で迎えた三回、伊藤瑛流の中前２点打で勝ち越し。終盤にも田辺健司、中嶋悠輝のソロなどで加点し、突き放し、益田清風に８―１で八回コールド勝ち。東濃実（中濃・飛騨１位）は小刻みに加点し、エース長谷部虎太朗の完投で岐阜工に４―２、帝京大可児（同２位）は１１安打で岐阜各務野を突き放し、３投手の継投で７―２と快勝した。市岐阜商（岐阜２位）は立ち上がりに２犠飛で優位に進め、その後も着実に加点し、七回コールド８―１で岐南工に圧勝した。池田（西濃３位）は多治見を七回コールドの１０―２、岐阜北（岐阜５位）は１７―０で高山工を圧倒した。
第５日の１０日は大垣北など４会場でＣ、Ｄブロックの３回戦８試合を行い、ベスト１６が出そろう。
【３回戦】
多治見工 ００００１００＝１
岐阜第一 ００００１７×＝８
（７回コールド）
（多）小松、加藤、可児―成瀬
（岐）水野―永安
▽二塁打 永安（岐）
岐阜総合 ０００１０００００＝１
大垣日大 ０００１１０００×＝２
（岐）中村隼―柴田
（大）杉山、中野翔―西河
▽三塁打 山内（大）
岐阜工 ００００００２００＝２
東濃実 １００１００１１×＝４
（岐）早川、山田凱、足立、玉置―林
（東）長谷部―小木曽
▽二塁打 小木曽、板津聡（東）
岐阜各務野 ０００２０００００＝２
帝京大可児 １０２０１０３０×＝７
（岐）日下部、田中、加藤、深尾、日下部―門田
（帝）富田、楠本、山田―近藤
▽三塁打 山田（帝）
市岐阜商 ２０００１３２＝８
岐南工 ００１００００＝１
（７回コールド）
（市）森川、田下―福山
（岐）吉田涼、吉田直―岩田
▽三塁打 足立（市）▽二塁打 横山（市）長屋（岐）
中京 １０３０００２２＝８
益田清風 ０１００００００＝１
（８回コールド）
（中）桑田、寺戸、小原、浅野―田辺
（益）中川、神戸―青木
▽本塁打 田辺、中嶋（中）▽二塁打 山本、田辺、竹谷（中）
多治見 １００１０００＝２
池田 ００６１０３×＝１０
（７回コールド）
（多）都築―奥
（池）渡部、青山―今村
▽二塁打 宮下（池）
岐阜北 ８１６０２＝１７
高山工 ０００００＝０
（５回コールド）
（岐）松田、西浦―堀
（高）板屋、住―小邑
▽三塁打 石井、西浦、石原、堀（岐）▽二塁打 安田、古田（岐）
