学校のルールについて意見を交わす生徒とコーディネーターの上松恵子さん(右から2人目)=大垣市三塚町、東中学校

 髪型や服装など学校生活のさまざまなルールや校則について、生徒が主体となって見直す活動「ルールメイキングプロジェクト」に、岐阜県大垣市三塚町の東中学校の生徒が取り組んでいる。認定NPO法人カタリバ(東京都)が全国の中学、高校を対象に実施するプロジェクトで東海3県では同校のみ。生徒は「学校がみんなにとってより良い場所になるようにしたい」と意気込んでいる。

かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」

 生徒会執行部のメンバーを中心にした7人が5月中旬から、同法人の委託を受けてコーディネーターを務める上松恵子さん(岐阜市)と共に活動を開始。10月にはルール見直しを実施する。

 同校では、昨年も生徒の発案で校則を見直した実績がある。マフラーや傘の色が紺色などに決められていたが、生徒が話し合いを重ねて教員に見直しを求め自由になった。昨年の取り組みが、今回の活動の後押しになっているという。

 6月に校内に設置した意見箱には、「髪を結ぶ位置を自由に」「ジャージーの着用を自己判断に」など、生徒から約40件の意見が寄せられた。メンバーは「思ったより多くの真剣な意見が集まった」と驚いた。しかし、校則で禁止されていないことを生徒が禁止だと思い込んでいた意見があるなど、生徒の認識に差があることも分かってきた。メンバーで2年生は「何が校則に当てはまるのか分からないものもあったので、この機会に確認できる」と話す。

 7月に開いた話し合いでは、寄せられた意見を安全性に問題がないかなど、さまざまな角度から検討を重ねた。3年生は「生徒が主体となって学校をより良くしていくことは大変だが、やりがいもある」と話す。

 今後は、生徒がまとめた案を教員や地域住民に示し意見を聞くなどして、ルールの内容を固めていく。同校の石橋佳之校長は「子どもたちの声を大切に学校生活の在り方を考えていきたい」と語る。