岐阜県と岐阜市は21日、県内38市町村などで新たに過去最多の577人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの感染者が500人を超えるのは初めてで、これまでの過去最多だった461人(今月19日)をさらに上回った。この日開かれた専門家会議の後、古田肇知事は22日にも宿泊療養施設の使用率が80%を超えるとして、若年層で基礎疾患のない無症状や軽症の患者らを対象に自宅療養を始める方針を示した。県内の感染者は累計2万2365人。

 宿泊療養施設の入所者は前日比137人増の1056人で過去最多を更新し、県内で初めて千人を超えた。使用率は64・7%。県は80%超で自宅療養を開始する方針を示していた。

 古田知事は「(22日にも)状況をみながら自宅療養に踏み切らざるを得ないということで了解をいただいた」と述べ、「自宅療養者を支援するチームの準備は進めてきた。丁寧にフォローしていきたい」と強調した。県内で自宅療養が始まれば、第5波の昨年9月以来となる。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者(21日時点)は125・38人で過去最多となった。重症者はゼロのまま。県独自の基準指標4項目のうち、陽性率(11・5%)、人口10万人当たりの新規感染者数の2項目がレベル4相当。病床使用率は35・3%でレベル3相当となっている。

 新たに確認されたクラスター(感染者集団)は5件。このうち、瑞穂市の朝日大学では、二つの運動部で17人と5人の感染を確認した。これらのクラスターの感染者全員は、大学の複数の寮に住んでいる。岐阜市では、市内の病院で医療従事者や患者ら9人の感染が判明。習い事関連で8人、保育施設で6人の感染も分かっている。

 拡大したクラスターは24件に上った。学校関係では、恵那高校や大垣養老高校、美濃市や岐阜市の保育施設などでは引き続き感染者が確認された。

 クラスターは年始の会食関連の2件が終息した。