岐阜県立森林文化アカデミー(美濃市曽代)敷地内の森林総合教育センター「morinos(モリノス)」が開所1周年を迎えた。個性豊かで森に詳しいスタッフが常駐し、子ども向けの自然体験プログラムだけでなく、指導者研修、企業の新入社員向け研修、大人向けの実験的なプログラムも展開。独自の存在感を示してきた。2年目は森林教育の浸透に向け、さらに踏み込んだ活動を模索する。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」開所丸1年の7月22日、同所でミニイベントがあった。指導者の萩原・ナバ・裕作さんや川尻秀樹さん、プログラムの企画を担う大武圭介さんがそれぞれ、森などを案内したほか、拾った葉っぱを使ったスタンプ遊びなどが行われ、大勢の親子が満喫。妻、6歳の長男と訪れた男性(36)=岐阜市=は「初めて来たがまた来たい。自然と触れ合う機会はなかなかなく、子どもも楽しそうだった」と話した。
施設の理念は「すべての人と森をつなぐ」。体験から得る学びを重視。新型コロナウイルスの影響で中止となった企画もあるが、昨年度は計63のプログラムを実施。延べ1万1038人が来場。県内12の幼稚園、保育園、小学校との連携も進めてきた。
「公立の学校との連携などから、自然体験のニーズは確実にあり、子どもの時期に自然と関わる大切さも改めて実感した」と手応えを語るナバさん。「野外教育に関心の高い層だけでなく、公立私立問わず、多くの子どもたちが均等に森を体感する仕組みづくりを進めたい」と今後を見据える。
一方で「県内全域での認知度はこれから」と話すのは職員の井田琢也さん。利用者にはリピーターや施設の活動の共感者も多いが、利用者の約8割は岐阜、中濃地域。「他地域にアクセスする方法を考えたい」と語る。同じく職員の鈴木知之さんも「一過性の体験で終わらない、継続的な取り組みをどんな人たちと、どう進めていくかを議論している」と話し、今後の活動が期待される。










