10日ぶりに通行再開した国道19号。ブルーシートが掛かった山側で発生した土砂崩れが路肩崩落の原因となった=中津川市落合
1日も早く通行再開ができるように24時間体制で応急復旧工事が行われた崩落現場=19日、中津川市落合
片側交互通行で10日ぶりに通行再開した国道19号=中津川市落合

 大雨の影響で路肩が崩落し、通行止めとなっていた岐阜県中津川市落合の国道19号の応急復旧工事が完了し、23日に片側交互通行で通行再開した。現場では断続的に雨が降る中で、東濃・木曽防災対策協議会の会員事業者が24時間体制で工事に当たるなど早期復旧に全力を挙げた。市は今後、路肩崩落の原因となった山側の市有地で発生した土砂崩れの安全対策を急ぐ方針。

 同協議会は災害協定を結ぶ国土交通省多治見砂防国道事務所からの要請で工事に当たった。お盆の時期と重なり建設資材や警備員の確保に苦労する中、地盤が悪い斜面に足場を築いて17日から昼夜にわたる本格工事に入り、大型クレーン車でつり上げて大型土のう約300個を積み上げた。1日当たり1万5671台の交通量がある幹線道路の復旧に向け「多くの皆さんにとって大事な道路なので早く通れるようにしたい」と作業員らは奮闘した。

 全面通行止めは23日午前7時に解除となり、通勤車や大型トラックなどが次々と通行した。同事務所はファミリーマート中津川落合店付近の約70メートルを片側交互通行としており、誘導員らの指示に従って慎重な運転を呼び掛ける。

 13日夜の路肩崩落は土砂崩れが原因だった。ガードパイプがあった山側の歩道付近から崩れ、土砂が大雨であふれ出た用水とともに水路伝いに国道沿いに流出したとみられる。国道下を横断する導水管に水が流れなくなり、国道が冠水して路肩が崩落した。土砂崩れ現場にはブルーシートが掛けられたが、22日の大雨でまた崩れた。市は早期に復旧工事を進める考えだ。

 早期の通行再開に向けて応急対策が行われたが、今後の雨量次第では通行止めになる可能性がある。同事務所は「市とも連携を取りながら保守対策を進めていきたい」としている。