春季岐阜県高校野球大会は13、14の両日、プリニーの野球場などで1、2回戦12試合が行われ、Aブロックは県岐阜商と岐阜、Cブロックは大垣日大と岐阜第一の4校が準々決勝進出を決め、今夏のシード権を手にした。

◇池田好投、森と並ぶ二本柱をアピール

 エースに次ぐ2番手投手の確立は、強豪各校共通の春季県大会のテーマ。優勝候補筆頭の県岐阜商もエースの森厳徳と肩を並べる投手の不在が昨秋の東海準々決勝敗退、選抜切符を逃す大きな要因だった。だが、春初戦・2回戦岐阜総合戦で、先発した3年生右腕池田諒真が6回1/3を散発3安打、無失点、二塁を踏ませたのは犠打による一度のみのほぼ完璧な好投で3―0の完勝。100周年の夏制覇へ、大きな武器を手にした。

岐阜総合×県岐阜商=7回途中3安打無失点の好投をみせた県岐阜商池田諒真=プリニーの野球場

 池田は1年時の2022年選手権でコロナ欠場の代役としてベンチ入りし、甲子園のマウンドも経験。今チームは、...