電線の上で等間隔に集まったツバメ=下呂市森

 岐阜県下呂市の下呂温泉街一角で、市役所に近い同市森の交差点に、今月中旬ごろから2千羽ほどのツバメが集結している。ツバメは夕方に集まり、電線の上で一夜を明かしている。集団のねぐらが電線上につくられるのは、珍しいという。

 午後6時半ごろ、電線の上に止まるツバメの姿が見られる。ツバメは次々と集まり、交差点上に交差して張られている電線上に等間隔に止まっていく。鳴き声はするが、夜間は静かになる。

 渡り鳥のツバメは、春から夏にかけ人家の軒先などに巣を作り子を育てる。子育てを終えたツバメや巣立ったツバメはねぐらをつくるようになり、秋になると台湾や東南アジアなど南方に渡っていく。

 ねぐらは、河川敷などのヨシ原などにつくることが多いとされる。下呂市内では数年前から萩原町萩原の国道41号で、盆過ぎから8月末ごろにかけ、電線の上にねぐらが形成されている。

 市内の自然観察サークル「ヤマセミの会」の小池雅之代表は「いずれも電線が入り組み、近くに店があり明るい場所。危険を察知しやすいのだろうか」と推測する。