30日に行われた第66回全国高校軟式野球選手権大会決勝で、大会史上初の4連覇で11度目の優勝を目指した中京高校。作新学院高校(北関東・栃木)に0-1で惜敗し、悲願達成はならなかった。ここまで中京を引っ張ってきたのは、内野光一捕手と内野慎太郎投手の双子のバッテリーだ。2人で挑んだ4連覇の夢はかなわなかったが、決勝の舞台でも息の合ったバッテリーがグラウンドで躍動した。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」兄の光一捕手、弟の慎太郎投手ともに飛騨市古川町出身で、小学4年の時に地元の少年野球チームに入り、野球を始めた。古川中学校では野球部に所属。中学3年の時に硬式野球にするか悩んだが、中京の練習に2人で参加した際、一人一人が日本一を目指して努力し、高いモチベーションで練習に励んでいる様子を見て、高校は中京に進み軟式を続けることを決めた。
中学時代は光一選手は捕手、慎太郎選手は内野手が主で、公式戦でバッテリーを組んだのは1、2試合ほどだったという。高校に入ってからはすぐにバッテリーを組むようになり、2人とも「まさか組むとは思っていなかった」と笑う。
双子のバッテリーも最初は苦労した。光一捕手は「なかなかうまくいかず、けんかばかりしていた。お互いが自分の意見ばかり主張していた」と振り返る。ただ「今までずっと一緒にいるので、互いの考えていることは分かる。信頼関係は誰よりもある」と慎太郎投手。強固なバッテリーになるのは時間はかからなかった。今ではサインに首を横に振ることがほとんどなくなるほど、意思の疎通ができている。平中亮太監督は「よくもめているが、われわれには分からないところで意思疎通している」と2人の絆の強さを認める。
決勝の前日も「直球で押して変化球を使いながら抑えよう」と2人で話し合った。8回1失点の投球に、試合後に光一捕手は「最高でした」と弟を褒めちぎった。慎太郎投手も「光一のリードがあったからここまでやれた。負けて悔しいが最後まで投げ切れて悔いはない」と感謝した。「一緒に中京で野球ができて良かった」。悔しさの中にも充実感を漂わせた。










