岐阜県と岐阜市は5日、県内39市町村などで新たに937人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの新規感染者としては過去3番目の多さで、3日連続で900人を超えた。また、入院していた羽島市の80代女性の死亡が確認された。感染者は累計3万3718人、死者は計229人となった。

 新たに40代の患者1人が人工心肺装置「ECMO(エクモ)」を使った治療を始めた。ECMO治療による患者は昨年9月以来。重症者は5人となっている。

 4日時点の自宅療養者は140人増の3727人と、過去最多を9日連続で更新。宿泊療養施設の入所者は43人減の637人となった。県独自の基準指標は、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が299・84人(5日時点)、病床使用率が60・1%(4日時点)、陽性率が28・9%(同)。

 クラスター(感染者集団)は新たに3件を公表。このうち岐阜市の病院では、入院患者と職員の8人の感染が判明した。岐阜市の高齢者福祉施設は職員と利用者の8人、各務原市の高齢者福祉施設では入所者と職員の5人の感染が確認された。

 拡大したクラスターは19件。羽島市民病院関連は、病院から感染が広がっている羽島郡岐南町の障害者福祉施設の利用者や職員ら12人が増えて計73人となった。4件のクラスターは終息した。

 岐阜市は5日、市民病院で新たに同じ病棟の入院患者5人の感染を確認し、関連の感染者は計19人になったと発表した。この病棟は当面、新規入院患者の受け入れを停止する。

 県は5日夜、県庁で専門家会議を開いた。古田肇知事は会議後、岐阜県など13都県に適用されている「まん延防止等重点措置」の期限が13日までとなっていることについて「措置を含めて緩めることは考えられないというのが大方の意見だった」と述べた。