桃の節句を前に工房で仕上げられていくひな人形=7日午前11時56分、加茂郡八百津町八百津、長谷川人形

 女の子の成長を願う3月3日の桃の節句を前に、岐阜県加茂郡八百津町八百津のひな人形製造販売業「長谷川人形」で、ひな人形作りが追い込みに入っている。

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 愛知県西春町(現北名古屋市)で修業した初代の故久司さんが1955年に創業。昨年1月に経済産業省から伝統的工芸品に指定された「名古屋節句飾」を継承する。東西の人形文化を取り入れ、豪華さと庶民性を併せ持つのが特徴という。

 西陣織の色鮮やかな衣装の女びな、りりしい冠姿の男びなが並ぶ工房で、7日は従業員ら5人が出荷前の組み上げなどの仕上げ作業に追われた。

 コロナ下で3世代そろった来店は減り、店頭でビデオ通話をしながら品定めをする光景も見られるという。長谷川秀(ひずる)社長(53)は「選ぶところからひな祭りの楽しみなのだけれど、今は難しいですね」と話していた。