Q.和洋を問わず甘い物が大好きです。岐阜県揖斐郡揖斐川町や池田町の和菓子店で「肉桂餅(にっきもち)」という商品名が書かれた看板を見かけます。大垣市などほかの地域では見たことがありません。どんなお菓子なのでしょうか。(岐阜市・30代会社員)
スマホ見せてグルメ・買い物お得に 岐阜新聞デジタルクーポン◆岐阜・揖斐郡で130年続く味
A.揖斐郡池田町池野の「肉桂餅本舗いげたや」の五代目今西浩太郎さん(55)に聞きました。肉桂餅とは、香辛料として知られるニッキを原料に使った餅菓子のことで、同店ではニッキの粉末やオイルを入れた求肥(ぎゅうひ)の生地にこしあんを包んでいます=写真=。
今西さんによると、郡内で一番古い歴史を持つという1884年創業の同店の初代「佐吉」が肉桂餅を考案、以来郡内に広がっていったとのこと。現在も郡内3町で販売されていますが、40年ほど前には町内だけで6、7店が取り扱っていたそうです。開発のきっかけは不明で、庭木として当時はニッキの原料となる木がよく植えられていたことや、関西地方の一部にある肉桂餅を何らかのきっかけで知ったことなどが考えられるそうです。
大きさは4センチほどの一口サイズ。ニッキ特有の爽やかな香りとピリッとした辛み、ほどよい甘さのあんこが楽しめ、「(京都名物の)八つ橋みたい」という声も聞かれるとのこと。約130年続く伝統の味は昨年、町が新たに設けた特産品認定制度「池田の太鼓判」にも選ばれました。今西さんは「地元名産の美濃いび茶にもよく合う。地域で長く愛される味を手に取ってもらえたら」と話しています。







