甲子園に向けて意気込みを堀貴雄教育長に伝えた主将の富田舜士選手(左から2人目)や秋田和哉監督(同4人目)ら=県庁

 第106回全国高校野球選手権岐阜大会を制し、9年ぶり4度目の夏の甲子園大会出場を決めた岐阜城北高の監督、選手らが29日、県庁に堀貴雄県教育長を訪ね、喜びと抱負を語った。

 訪れたのは和田摂子校長と秋田和哉監督、廣瀬敏之部長、主将の富田舜士内野手(3年)。堀教育長が「決勝で延長タイブレークに入ってからの戦いぶりに、積み上げてきた練習の成果が表れていた」とたたえると、富田主将は「失うものなんて何もない、と決勝でも思い切って楽しんでやれたことが結果につながった」と喜んだ。堀教育長が「甲子園では県大会以上に強くなった姿を見せて」と励ますと、富田主将は「心から楽しんでいる姿を見てもらいたい。岐阜城北らしい粘り強い野球を見せる」と意欲を示した。

 秋田監督は市岐阜商業高を率いていた2008年以来の甲子園。「岐阜大会同様、挑戦者として、やってきたことを出すことだけに集中したい」と語った。

 夏の甲子園大会は8月7日開幕。組み合わせ抽選会は同4日に大阪市内で行われる。