岐阜県と岐阜市は12日、県内39市町などで新たに計693人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。感染者数は累計3万9539人となった。11日時点の病床使用率は前日比3・5ポイント増の58・3%となり、徐々に下がっていた数値が上昇に転じてきた。

 2月1日時点で65・8%だった病床使用率は一時52・0%(7日時点)まで下がったが、再び上昇傾向をみせている。県健康福祉部の堀裕行部長は「高齢者の感染が増えてきた影響」と警戒を強める。12日も、新規感染者のうち60歳以上の高齢者は約2割の148人に上った。

 一方、新規感染者数は前日から268人減り、前の週の同じ曜日を244人下回った。週ごとの比較では、6日から12日の1週間は計5821人で、前週比0・98倍だった。ただ、堀部長は11日が検査数が比較的少ない祝日だったことを考慮し「依然として高い水準」としている。

 新たに県が確認したクラスター(感染者集団)は、高齢者福祉施設と学校、保育施設の7件。このうち海津市の認定こども園では、園児16人と職員、園児の家族の計34人の感染が判明。多治見市の多治見北高校では、生徒31人と教職員計32人の感染が分かった。

 拡大したクラスターは16件。うち加茂郡八百津町の高齢者福祉施設関連では、利用者6人の感染が確認され、計16人となった。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は294・18人、重症者数は40~80代の計7人、陽性率は32・9%となっている。

 11日時点の自宅療養者数は33人増えて4654人、宿泊療養者数は29人減って558人となった。