秋季岐阜県高校野球大会は7、8の両日、大野レインボーなどで1回戦21試合を行った。シード校は甲子園出場校の岐阜城北が富田に8―1で七回コールド発進。池田(西濃2位)は瑞浪を8―2、土岐商(東濃2位)は2―1で大垣南に競り勝った。長良(岐阜3位)は岐南工を六回コールドの11―1、大垣養老(西濃3位)は六回コールドで揖斐を11―1、多治見工(東濃3位)が大垣工を8―0と、それぞれ圧倒した。
ノーシードながら注目の帝京大可児は、中津を七回コールドの9―2で下した。また中津商、可児、岐阜聖徳、大垣西、岐阜高専、岐山、加茂農林、大垣商、高山工、羽島北、岐阜農林、岐阜、関、岐阜総合も2回戦に駒を進めた。
◆岐阜城北の「低く強い打球」 新チームも継承
今夏の岐阜大会覇者・岐阜城北の新チームが順調な滑り出しをみせた。
秋田和哉監督は「まだまだ手探りの状態。守備はじめ課題だらけで仕上がりがどうというレベルには遠い」と語るが、一方で「甲子園に出たことで意識は上がっている」と評価するようにシード4校を次々撃破した最大の要因、低く強い打球によるつなぎの野球は、着実に新チームにも受け継がれている。
象徴が4点先制の二回。1死後、5番瀧戸輝星が三塁内野安打で出塁すると、6番吉村大輝が中前打で一、二塁。7番鷲見侑臥が三塁線に低く強い打球を放つと左前打となり、...