村瀬心椛選手

 北京冬季五輪で、岐阜県出身選手から新たなヒロインが誕生した。15日のスノーボード女子ビッグエアで銅メダルを獲得した村瀬心椛(ここも)選手(ムラサキスポーツ、岐阜第一高)。五輪初出場、さらに冬季五輪の日本女子最年少記録の17歳でのメダル獲得に、指導した恩師、高校の同級生、実家のある岐阜市の住民からは「よくやった」「最高」と快挙をたたえる声が相次いだ。

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 村瀬心椛選手の恩師ら、指導や練習に関わった人たちも、15日の決勝を見守った。村瀬選手の努力や苦労をよく知るだけに、喜びもまたひとしおだった。

 「ハラハラして見ていたが、2回目がうまくいって良かった。スロープスタイルの時より落ち着いて見えた」と話すのは、村瀬選手の恩師、岐阜第一高校スキー部総監督の大場順二さん(63)。「3回目でうまく着地できれば最高だったが、大舞台で挑戦できたのは良い経験になる」と目を細めた。

 大場さんは「実はけがはまだ完治していない。フィジカル面の強化も道半ば。逆にそれでも銅を取れたのはすごい。けがが治り、体を強化すればもっと難しい技もできる」と教え子の成長に期待を募らせた。

 「やってくれました」。村瀬選手が練習で通った屋内スノーボード施設「スノーヴァ羽島」(羽島市)のスタッフ山口剛史さん(31)=愛知県一宮市=は声を弾ませた。

 村瀬選手は小学1年ごろからスノーヴァで技を磨いてきた。山口さんはコース設営を担い、成長を見守ってきた。「大舞台で飛んだだけですごいことなのに、メダルまで取ってくれて最高」

 施設は昨年11月末に閉鎖され、現在は後処理に当たっている。「ここからメダルを取る人が出るとは…。やってきたことが結果につながって良かった。メダルを見せてほしい」と感慨深げだった。