蒸した米に種こうじを振る杜氏の波多野博さん(右)=5日午前8時28分、美濃市相生町、小坂酒造場
「木製の器具で昔ながらの製法を守っている」と話す服部龍二さん=5日午後2時53分、加茂郡川辺町中川辺、白扇酒造

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産への登録が決まった日本酒や本格焼酎などの「伝統的酒造り」。岐阜県内の各酒蔵で酒造りの中心を担う杜氏(とうじ)や蔵人らは「長年受け継がれてきた技術が世界に認められた」と喜びをかみしめた。一方、業界は高齢化などで担い手が減少し、次世代への継承が課題となっており、「若者にも興味を持ってもらい、技術を引き継いでいきたい」と誓った。

 登録が決まった5日朝、美濃市相生町の小坂酒造場では、杜氏や蔵人らが蒸した米を冷ましてから種こうじを振ったり、温度や湿度が管理された部屋でこうじ菌を植え付けたりし、日本酒の仕込み作業に励んでいた。...