声と隊列を合わせてグラウンドをランニングする=安八郡神戸町末守、大垣日大高校硬式野球部グラウンド
2球続けて捕れるまで続くノック。苦しくても声を張り上げる=安八郡神戸町末守、大垣日大高校硬式野球部グラウンド
練習試合でベンチからナインを鼓舞する=岐阜市長良福光、長良川球場
「笑顔で」「元気出して行け」と声を掛け合いながらダイヤモンドをダッシュで1周する=安八郡神戸町末守、大垣日大高校硬式野球部グラウンド
ノックを止め、「なんで声が出んのや」と選手に指導する阪口慶三監督=安八郡神戸町末守、大垣日大高校硬式野球部グラウンド

 瞬時の判断が勝敗を左右するスポーツ。ただし、野球はアウトカウントや走者の位置によって事前に展開を想定できることもある。「考え続ける」。センバツ出場を決めた大垣日大高硬式野球部の練習では、常にその姿勢が問われる。

 

 「勝つにはパワーとスピード、そして活気が必要」と説く阪口慶三監督。シートノックを止め、選手らを集めた。「何で声が出てこんのや」。相手がどのような攻撃を仕掛けるのか、それに守備はどう対応するのか。その掛け声が足りないことにげきを飛ばした。一人、また一人と選手がそれぞれの考えを発した。

 後日、長良川球場での練習試合。ナインはもちろん、ベンチでも選手が身を乗り出して声を掛ける。鼓舞、助言、ねぎらい-。10代の喧噪(けんそう)は熱く、爽やかだ。

 声は思考の発露。「日本一の声」を掲げる部は、甲子園をその活気で満たす。

◆memo

 開校した1963年に創部。安八郡神戸町に硬式野球部グラウンドがあり、選手は寮生活を送る。現在の部員は34人。春の選抜高校野球大会は2011年以来11年ぶり4度目の出場。初戦は大会第4日(21日)の第3試合で、21世紀枠で出場する福島県の只見(ただみ)と対戦する。