【ワシントン共同】トランプ米大統領は23日、ウクライナのゼレンスキー大統領が南部クリミア半島をロシア領として認めない考えを示していることに関し「ロシアとの和平交渉で非常に有害だ」と不満を爆発させた。自身のソーシャルメディアで表明した。2月末の会談で口論になった両氏の対立が再び激化した。
米英メディアによると、ロシアとウクライナを巡る米国の和平案は、ロシアが2014年に併合したクリミア半島について米国としてはロシア領と承認するとしている。
トランプ氏は「誰もゼレンスキー氏にクリミア半島をロシア領と認めるよう求めていない。論点ではない」とし「ゼレンスキー氏の扇動的な発言が戦争の解決を困難にしている」と述べた。