21日に撮影された、北朝鮮が南浦市で建造中のミサイルフリゲート艦(CSIS/Beyond Parallel/Planet 2025提供・共同)

 【ワシントン共同】米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)の北朝鮮情報サイト「ビヨンド・パラレル」は23日、北朝鮮が西部南浦市の造船所で建造中のミサイルフリゲート艦の商用衛星画像を公開した。全長約142メートルで、北朝鮮の軍艦としては最大だと分析。今夏にも完成する可能性があるとしている。

 北朝鮮はウクライナに侵攻するロシアに軍事面で協力し、見返りに技術支援を受けているとされる。CNNテレビは、同艦の建造にも反映されている可能性があるとの見方を示した。

 CSISは8日の報告で同艦がヘリコプターを搭載する可能性に言及したが、最新の画像では艦尾のデッキが小規模なためにヘリ運用は難しいことが判明した。「艦の全体的な能力を評価するには今後も監視が必要だ」とした。

 ビヨンド・パラレルのサイトのURLは次の通り。

https://beyondparallel.csis.org/nampo-guided-missile-frigate-unwrapped/