法務省は2日、フィリピン・マニラ市で1994〜95年に男性2人が保険金目的で相次ぎ殺害された事件で、殺人罪などに問われ死刑が確定した松本和弘死刑囚(70)が、1日に老衰のため死亡したと発表した。
確定判決などによると、松本死刑囚はマニラ市で双子の兄昭弘元死刑囚=2016年に病死=らと共謀し、1994年に宮崎市の元会社員の男性=当時(43)=の顔にラップをかぶせるなどして窒息させ殺害。95年には名古屋市の貿易商の男性=同(47)=を同様の方法で殺害した。
昭弘元死刑囚らは、96年に長野県で別の男性も殺害した。