【ジャカルタ共同】岸田文雄前首相は5日、訪問先のインドネシアの首都ジャカルタでハルタルト調整相(経済)と会談し、脱炭素やエネルギー移行を日本の技術で促進する連携強化を確認した。
石破茂首相の特使として、東南アジアなどとの脱炭素の連携枠組み「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」推進に向け、3〜7日の日程でインドネシア、マレーシアを訪問。岸田氏は記者団に「脱炭素は日本への期待が高い分野。事業推進に向け政府による橋渡しの重要性を感じた」と述べた。
4日はインドネシアのプラボウォ大統領との夕食会で、米国の関税措置の影響や米中の報復関税応酬についても議論し、石破氏の親書を渡した。