ラオス・ボケオ県、ビエンチャン、タイ・チェンライ

 【バンコク共同】ラオス北部ボケオ県で戦闘が発生し、少なくとも3人のラオス国軍兵が死亡した。同県と国境を接するタイの国軍関係者が5日明らかにした。戦闘の詳細は不明だが、タイメディアは武装した麻薬密売組織が関与した可能性を指摘。戦闘の流れ弾は国境を越えてタイ北部チェンライ県に飛来しており、タイ国軍が警戒を強化した。

 タイメディアによると戦闘は3日に始まった。ラオス国軍は複数の拠点を奪われ、市民の居住地域も一部包囲された可能性がある。訓練を積んだ武装組織が攻撃したとみられるが、ラオス当局はタイ側に対して詳細な説明を避けたという。