次期ローマ教皇を決めるコンクラーベを前に、バチカンのサンピエトロ広場近くで十字架を掲げる人ら=5日(ロイター=共同)

 【ローマ共同】ローマ教皇庁は5日、先月死去した教皇フランシスコの後継者を決める選挙(コンクラーベ)で投票する80歳未満の枢機卿133人全員がローマに到着したと発表した。被選挙権は全ての男性カトリック信者にあるが、枢機卿の中から選ばれるのが慣例。7日の選挙開始を控え、枢機卿らの間では支持獲得に向けた駆け引きが続く。

 枢機卿らは5日午前と午後に計2回の会議を開き、求められる新教皇像について討議した。6日夜からバチカンのサンタマルタ館に宿泊し、選挙当日に備える。

 コンクラーベはバチカンのシスティーナ礼拝堂で実施。投票権は計135人にあるが、2人は健康上の理由で投票に参加しないと表明した。