被爆樹木の苗木を前に記念撮影する国連の中満泉事務次長(左から3人目)ら=5日、米ニューヨークの国連本部(共同)

 【ニューヨーク共同】広島、長崎への原爆投下と国連創設から今年で80年になるのに合わせ、米ニューヨークの国連本部で5日、広島原爆を生き抜いた「被爆樹木」の苗木を植える記念式典が開かれた。国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長は「これからの80年を生き抜く大樹に成長し、平和と復興の象徴として人々を楽しませてほしい」と話した。

 苗木は、被爆樹木の一つである柿の木の種から育てた。被爆樹木の保存活動をしている広島市の市民団体が協力した。

 式典には日本の山崎和之国連大使や、9日まで国連本部で開かれている第3回準備委員会の議長を務めるガーナのアジュマン国連大使らが参加。