【ニューヨーク共同】9日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落し、前日比119・07ドル安の4万1249・38ドルで取引を終えた。トランプ米政権の関税措置に伴う貿易摩擦の緩和への期待が後退し、売り注文が優勢だった。
トランプ政権が一律10%の関税を堅持する方針を示したことで、米関税の世界経済への影響が改めて懸念され、買いを手控える動きが広がった。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は3日続伸し、0・78ポイント高の1万7928・92だった。
個別銘柄では、ITのセールスフォース、医薬品のメルクの下落が目立った。航空宇宙機器のボーイングは買われた。